お薬屋さんのコラム

チョット役立つマメ知識

どうして紅葉は紅くなるの?編

秋が深まると私たち日本人の目を楽しませてくれるものと言えば・・紅葉ですね。

さて、なぜ葉の色が黄色や紅色に変わるのでしょうか。今回はチョット役立つ豆知識です。

 

秋になると、木は春に新しい葉を作るエネルギーを維持するために葉を落とします。

まず、枝と葉を繋ぐ付け根に離層という組織を作り、養分の移動をストップさせます。

その結果、葉の中では様々な変化がおこります。

葉で作られた糖分は幹に移動できずアントシアニンやカロチノイドという色素に変化します。アントシアニンは赤色、カロチノイドは黄色です。ちなみに、アントシアニンはリンゴの表面にも含まれます。だからリンゴは紅色なのですね。

この色素が私たちを楽しませてくれる色彩を作り出す正体なのです。葉に存在する色素の量、気温差など様々な条件の違いが豊かなグラデーションの変化をもたらします。

カラッと晴れた秋晴れの日に自然を楽しむお出かけ・・素敵で楽しい一日になるのではないでしょうか。

2015/10/15

チョット役立つマメ知識

ショウガの効用 どうしてガリはお寿司に添えられるの?編

今回は、煮魚、紅茶、ショウガ焼き、焼きナス、冷奴・・様々な料理に使われる身近な食材、ショウガの効用について考えます。
アジアが起源とされるショウガ、日本への伝来は1700年程前。古事記にも記載があり古くから食べられているようです。
では、ショウガのイメージって・・辛い、体ポカポカする。そう、ショウガには体を温める効用があるのです。
漢方薬でも多用されており、乾燥させたものは生姜(しょうきょう)、皮を除き蒸して乾燥させたものを乾姜(かんきょう)と呼び、漢方薬でも体を温める目的で配合されています。
お寿司に添えられる理由は・・もうお解かりですね。体を冷やす食材(生魚、ナス、冷たい豆腐)で冷えた胃腸を温めるためです。
ちなみに刺身に添えられる大根のツマは消化酵素を多く含み、シソの葉には生魚の鮮度を保ち食中毒を防ぐ役割があります。先人の知恵は偉大ですね。
次回はチョット役立つマメ知識、その次に体を温めてくれるショウガを使った健康レシピをご紹介します。

2015/09/17

チョット役立つマメ知識

チョッチ役立つマメ知識 アルミ箔でヌルヌル撃退!

台所の流しは衛生的に保ちたいですね。しかし暑くなると出てくる排水口のヌメリ、特に気になります。
ヌメリの正体は細菌・カビなどの微生物。湿度や気温が高くなると繁殖しやすくなります。
 
このヌメリ、スーパーなどで普通に売っているアルミ箔を軽く丸めて排水口にポイッと入れておくだけでつきにくくなるのはご存知ですか?
ではアルミ箔が繁殖を抑えるのはナゼでしょう?
 
その答えは、アルミニウムのイオンが持つ殺菌作用にあります。
アルミ箔に水がかかると金属イオンが発生します。この金属イオンが汚れとヌメリを分解するのです。この効果は約1週間持続します。
 
アルミ以外にも亜鉛、銅、銀などにも同様の効果があります。亜鉛はオムツかぶれや湿疹に用いる軟膏に、銀やアルミニウムは制汗スプレーに応用されています。
赤松薬局で扱っている制汗剤には、多汗症の治療にも使われる塩化アルミニウムが含まれています。お風呂上りに1回ぬるだけで、翌日の汗やにおいをしっかり抑えてくれるオススメ商品です。
 

2015/06/18

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