お薬屋さんのコラム

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン2 予防効果編

前回はインフルエンザワクチンの選定についてでした。

ワクチン注射で体内に入ったインフルエンザウイルスに対し、ヒトはIgGという抗体を作り出します。抗体は“悪いヤツがいるぞ!オレがひっついて目印になるから早くやっつける部隊をよこしてくれぇ!”という働きをします。

抗体を作ることがワクチンの効果なのです。この抗体は血液に入ったウイルスに対しては有効です。

しかし、ノドの粘膜にとりついたウイルスに対しては効きません。なぜならノドでは、IgAという違うタイプの抗体が作られるからです。

それじゃ予防注射は意味ないじゃん!というツッコミを入れたくなりますが・・
ノドの粘膜で爆発的に増え、肺や体内に侵入したウイルスをやっつけることは出来ます。感染を防ぐのではなく、重症化を防ぐことに重点がおかれているのですね。度々聞く声や実感もあながち間違いではないのです。

そのため、抵抗力が弱い高齢の方、小さなお子さんに推奨されているワケですね。

 

2014/10/16

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン1 選定と製造編

毎年インフルエンザワクチンの予防注射をされている方も多いと思います。
2014~15シーズンのワクチンには不活化させた3種類のウイルスが含まれています。

では、数多くあるウイルスタイプからどうやって3種類を選ぶのでしょうか。

選定するのはNIID,国立感染症研究所という国の研究機関です。
日本国内の流行状況、ウイルスの遺伝子解析、周辺各国からの解析結果、WHOの監視システム(そんなのがあるんですね!)を利用した世界中からの情報を基に候補ウイルスを選定し、安定性や適格性などのチェックを経た後に決定されます。

ワクチンはニワトリの卵を利用して造られます。シーズン前に間に合うよう5月頃から製造を始めます。
さて、ワクチンは効かない・・そんな声も度々聞きます。
免疫反応から考えたワクチンの効果について考えてみました。

次回に続きます。

 

2014/09/18

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