お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

ショウガの効用 どうしてガリはお寿司に添えられるの?編

今回は、煮魚、紅茶、ショウガ焼き、焼きナス、冷奴・・様々な料理に使われる身近な食材、ショウガの効用について考えます。
アジアが起源とされるショウガ、日本への伝来は1700年程前。古事記にも記載があり古くから食べられているようです。
では、ショウガのイメージって・・辛い、体ポカポカする。そう、ショウガには体を温める効用があるのです。
漢方薬でも多用されており、乾燥させたものは生姜(しょうきょう)、皮を除き蒸して乾燥させたものを乾姜(かんきょう)と呼び、漢方薬でも体を温める目的で配合されています。
お寿司に添えられる理由は・・もうお解かりですね。体を冷やす食材(生魚、ナス、冷たい豆腐)で冷えた胃腸を温めるためです。
ちなみに刺身に添えられる大根のツマは消化酵素を多く含み、シソの葉には生魚の鮮度を保ち食中毒を防ぐ役割があります。先人の知恵は偉大ですね。
次回はチョット役立つマメ知識、その次に体を温めてくれるショウガを使った健康レシピをご紹介します。

2015/09/17

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