お薬屋さんのコラム検索
今回はカルシウムに加え、ビタミンDも一緒に摂ることのできる
お手軽レシピを栄養士がご紹介します。
野菜もとれてヘルシー、しかも簡単。ぜひ一度トライしてみて下さい。
丈夫な骨を作るには、もちろんカルシウムが大切!
ビタミンDも合わせて摂ると、カルシウムを吸収する量がアップします。
***しらすと小松菜炒め***
小松菜・しらす・油揚げはカルシウム豊富。
さらにしらすはビタミンDも含まれています!
* 材料(2人分)
・小松菜 半束
・油揚げ 1/2枚
・かつお節 お好みで
・しらす お好みで
・しょう油 小さじ1
・ごま油 小さじ2
1.小松菜は洗って5cm幅に、油揚げは1cm幅くらいに切る。
2.フライパンにごま油をひき、しらすと油揚げを
軽く炒めた後、小松菜を入れて炒める。
3.ある程度炒めたら(炒めすぎない方がシャッキとします)
火を消して、かつお節としょう油で味付けしたら完成です。
2015/03/19
今回はケアマネージャーの視点から見た介護と骨折についてお話します。高齢の方で日常生活に深刻な影響をもたらすのは、太ももの骨折です。
骨折の治療には1ヶ月近い入院生活が必要です。入院期間中に足の筋力が低下し歩くことが難しくなります。また、足の痛みのため、体重を支えきれずスムーズな歩き方が出来ないまま退院することも多くあります。
そのため自宅に戻ってからの日常生活に支障が出てくることになります。階段の上り下り、玄関を上がる、イスから立ち上がるなど、以前は特に意識せずに出来ていた動作も大変な困難を伴うこともあります。
マットや畳の縁のわずか2~3㎜の段差につまづき転倒することもあります。安全のため、トイレまでのわずか数メートルの移動にも杖や歩行器が必要になることもあります。
その困難を解消するためケアマネは様々な分析を行い、より快適に日常生活を送れる解決策を提案します。介護サービスを利用して不便が少ない生活を送ることは出来きますが、以前と同じ生活を送れるまで回復することはごくわずか・・・とても難しいのが現状です。
ケアマネとしてつくづく思うのは・・やはり予防が最も大切。転ばぬ先の杖、昔の人はよく言ったものです。
2015/02/19
前回はカルシウムを補う食べ物についてのお話でした。今回はお医者さんのお薬について薬剤師がお話しします。
お医者さんが使う薬は大きく分けて3つに分類されます。カルシウムの吸収を多くする薬、骨にカルシウムを加える薬、骨からカルシウムが減るのを防ぐ薬です。
入るカルシウム量を増やして出る量を少なくする、貯金と同じですね。収支のバランスが難しいのも貯金と同じ・・。
さて、最もよく使われるお薬はビスホスホネート製剤という薬です。この薬は骨からカルシウムを抜き出す細胞の働きを弱めます。
元々は毎日続けて服用する薬でしたが、最近になって1週間に1回、更に1ケ月に1回だけと服用回数を減らす改良が進んでいます。効き目も強いことから骨折の可能性が高い方によく使われています。
対策はしているのに骨折してしまうとどうなるか・・次回に続きます。
2015/01/15
前回は、どうして日本の国土にはカルシウムが少ないの?でした。
さて、昔の人はどうやってカルシウムを補ってきたのでしょうか。
そのヒントは日本の伝統的な料理にあります。しらす、田作り、ジャコ、メザシ。コンブ、ひじき、わかめの酢の物などなど、小魚や海藻など海の幸です。四方を海に囲まれた日本ならでは・・・先人の知恵は偉大ですね。
血圧が高いので塩分がある小魚はちょっと・・牛乳も脂肪分が気になる・・という方のため、市販薬やサプリメントが販売されています。味を工夫したもの、健康に良い成分を加えたものなど様々です。
赤松薬局がおすすめするのは、最もシンプルなカルシウムです。子供や妊婦さんでも安心、かすかな甘味で飽きないなどが昭和30年代から続くロングセラーの理由です。
お味噌汁に入れて無理なく続けている方もいます。何事も継続することが最も大事ですね。
2014/12/18
色々な調査で常に不足気味ではなく不足!という結果が出る栄養素がカルシウムです。
カルシウムは骨を強くする、歯を強くする、筋肉を動かす、気持ちを落ち着けるなど様々な役割を持っています。
さて、日本人はどうしてカルシウムが常に不足するのでしょうか?それには日本の土壌と地形が大きく関係します。
日本は世界でも有数の火山国であり、国土の大半はカルシウムが少ない火山灰で出来ています。
そのため、その土で育つ植物もカルシウムを十分に吸収することが出来ません。
また、大陸に比べて日本の河川は短く、更に降水量も多いために日本の水はカルシウムが少ない軟水となります。
では、昔の人はどうやってカルシウムを補ってきたのでしょうか。
その答えは・・・次回に続きます。
2014/11/20