お薬屋さんのコラム検索
前回はカルシウムを補う食べ物についてのお話でした。今回はお医者さんのお薬について薬剤師がお話しします。
お医者さんが使う薬は大きく分けて3つに分類されます。カルシウムの吸収を多くする薬、骨にカルシウムを加える薬、骨からカルシウムが減るのを防ぐ薬です。
入るカルシウム量を増やして出る量を少なくする、貯金と同じですね。収支のバランスが難しいのも貯金と同じ・・。
さて、最もよく使われるお薬はビスホスホネート製剤という薬です。この薬は骨からカルシウムを抜き出す細胞の働きを弱めます。
元々は毎日続けて服用する薬でしたが、最近になって1週間に1回、更に1ケ月に1回だけと服用回数を減らす改良が進んでいます。効き目も強いことから骨折の可能性が高い方によく使われています。
対策はしているのに骨折してしまうとどうなるか・・次回に続きます。
2015/01/15