お薬屋さんのコラム検索
突然ですが、シモヤケになったことはありますか?
なんでシモヤケって出来るのでしょうね?今回はシモヤケについてです。
実は、この原稿を書いてる私も毎年悩まされています。
寒い冬になると、足や手の指がパンパンに腫れ、ジンジンと痛む、とてもカユイ・・・ツラさは良くわかります。
しもやけの原因は、心臓から最も遠い手や足の細い血管で血液が渋滞し、スムースに循環しないからです。
人間には体温を一定に保つ能力が備わっています。
皮膚表面にある血管に流れる血液の量を増やしたり減らしたりすることで体から放出する熱を調整し、体温を一定に保ちます。
寒くなると、体温を保つために寒い外では血管は細く収縮し、温かい部屋やお風呂では元に戻ろうと拡張します。
この動きが繰り返されると、次第に血管の拡張や収縮のコントロールが難しくなってしまい、スムースに循環しなくなります。
手や足は、心臓から最も離れているため血液が届きにくい上、表面の温度が下がりやすいため寒暖差の影響をより大きく受けます。
また、心臓から血液を届ける動脈に比べて心臓に戻る静脈は、伸び縮みに時間がかかります。
血液は流れ込むのに出ていかずに渋滞し、更に循環しなくなるのです。
渋滞してる時に血管が収縮すると、血管から血液中の水分が手や足の組織に押し出され、ムクミを起して腫れ上がるのです。
このムクミは水分なので冷えやすく温まりにくく、更に手足を冷やして症状を進行させる悪循環を引き起こします。
ズキンズキンとした痛みは、血管が拡がった際に拍動に合わせてムクミが圧迫されるために感じるのです。
シモヤケはどうして出来るのかは分かったけど・・・予防や治療はどうすればいいの?
はい、それは次回に続きます。
2021/09/16