お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

風疹に対する自治体の取組み

前回は、風疹はお腹の赤ちゃんに多大な影響を及ぼす事、
予防接種を全く受けていない年代の男性が感染源となり流行を引き起こす可能性が懸念されている事、
厚生労働省は予防接種対策に乗り出したことをお話しました。

予防接種は1960~1980年代生まれの男性が対象となります。
まず免疫力を示す抗体の有無を調べ、抗体が無い人、抗体の量が少ない方に予防接種を行います。

平成31年度は、昭和47年~昭和54年生まれの方が対象となります。
まず市町村からクーポン券が郵送されます。検査実施可能な医療機関に持参すれば検査が受けられます。

2019年5月から案内が開始される予定だそうです。抗体検査は採血を行います。
通常なら費用負担が生じますが、今回の対策ではクーポン券で費用が助成され、原則無料となります。
また、検査結果により、予防接種が行われる場合もありますが、この費用も原則無料です。

昭和37年~昭和46年生まれの方は翌年度の実施となります。
来年まで待てないよ!という方は、市町村の保健所に連絡すればクーポン券を発行してくれます。

仕事で忙しいし・・面倒だし・・痛いのはゴメンだし・・気持ちは分ります。

でも、検査を受けて免疫をつけることは、自分を守るだけでなく、周りの人々、何よりこれから生まれてくる子供達を守ることにつながります。

五体満足で無事生まれて来ることは、親だけでなく周りの人の願いです。検査を受けることは愛の行動だと思います。

子供達が健やかに生まれてくるために検査を受けましょう!

2019/06/20

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