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風疹という病気をご存知でしょうか?
風疹ウイルスによる感染症です。
妊婦さんに大きな影響を与える事をご存知の方も多いと思います。
風疹の恐ろしさはお腹の中にいる赤ちゃんへの影響です。
免疫のない女性が妊娠中に感染して発症すると、免疫力がない赤ちゃんまで感染して先天性風疹症候群となります。
その結果、難聴、白内障、心疾患など、生まれながらに障害を抱えてしまうのです。
母体に免疫力があれば赤ちゃんへの感染は、ほぼ防ぐことが出来ます。
このため、1960年代から女子に集団予防接種を実施してきました。
1980年代からは男子にも拡大されました。
ここで問題なのは、1960~1980年代生まれの男性は全く接種を受けていないことです。
職場や仕事で妊娠する可能性がある女性と接する機会も多く、これから子供を授かる可能性も十分にある年代です。
風疹ウイルスは、インフルエンザより強い感染力があります。免疫力のないこの世代の男性は、感染源となって流行を引き起こす可能性があるということです。
そこで、厚生労働省は免疫力を示す抗体の有無を調べ、無い人には予防接種を行う対策に乗り出しました。2019年4月から開始されます。
抗体の有無を調べることは、自分を守るだけでなく、周りの人々、何よりこれから生まれてくる子供達を守ることにつながります。
調べてみようかな・・・でも一体どうすれば良いの?
検査は自治体が行います。次回は自治体からの案内や時期についてご紹介します。
2019/05/16