お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

意外に起きる冬の脱水

人間が一日に必要とする水分の量はどのくらいかご存知ですか?

ズバリ答えは2.3リットルです。もちろん飲むだけでなく、ご飯などに含まれる水分も含めての量ですが、大きなペットボトルよりも多い量なのです。

通常は、体内に入ってくる水分と、出て行く水分は同じ量です。しかし、入ってくる量より出て行く量が多くなると、体内の水分が減ります。この出納バランスが崩れた状態が脱水です。

汗を多くかく夏におきるイメージが強いですが、寒い冬でも意外に起こります。
寒いと余計にトイレが近くなるからと飲む水分量が少なくなることや、インフルエンザやカゼによる発熱、ノロウイルスによる下痢などが原因となります。
体内の水分が少ない高齢者や小さなお子さんは特に注意が必要で、脱水状態が続くと、点滴や入院などの対応が必要となることもあります。

脱水を避ける最も有効な方法はやはり水分補給です。
暖かい飲み物は水分を補給してくれるだけでなく、体も暖まる上、胃腸に熱を与えて動きを良くし、消化を助けてくれます。
寒い冬は暖かい飲み物が美味しい季節です。快適に過ごしましょう。

2017/12/21

ページトップ