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十分な水分と適度な塩分をとり、熱中症に気をつけましょう!という言葉をテレビなどでよく聞く季節になりました。
水分はわかるけど・・・塩分はどうして?今回は熱中症と塩分についてす。
血圧を上げるイメージがあるため、避けられがちな塩分。
実は、筋肉を動かしたり、体内の水分を維持する役割をもち、人間にとって無くては生きていけないとても重要な成分なのです。
暑い季節になると汗をいっぱいかきます。この汗の中には水分以外に、塩分やミネラル類も含まれています。
汗で水分やミネラルが失われ、不足した状態が熱中症です。
水分が少なくなると、水分を多く含む臓器に大きく影響して症状が現れます。脳だとメマイや立ちくらみ、消化器だとムカムカや吐き気、筋肉だとケイレンですね。
さて、この状態で水分だけを補給するとどうなるでしょうか?
汗で失われたミネラルが水分によって更に薄められるため、熱中症の症状は更に悪化してしまいます。
そのため、水分と供に塩分も摂取してミネラル量を補給する必要があるのです。塩アメや梅干、経口補水液などでミネラルも補給して熱中症を予防しましょう。
血圧への影響が心配・・・という方は、熱中症を防ぐ適切な塩分量はどのくらいかお医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。
2017/08/17