お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

どうして貧血になるの?

今回より連載で貧血をテーマにお届けします。

貧血は、赤血球の酸素を運ぶ力が弱くなる病気です。酸素は赤血球に含まれる鉄分と結合して体の隅々まで届けられます。

貧血は圧倒的に女性に多く、男女比は1:10とも言われています。
血液を造る男性ホルモン量の違い以外に、生理による血液の減少、妊娠、授乳、ダイエットや偏食による鉄不足なども理由としてあげられます。

貧血の症状が最も多くなる季節は、5月後半から夏にかけてです。鉄分は汗にも含まれるため、汗をかくと血液中の鉄分が減ってしまうのです。

貧血になると、全身に酸素が行き渡らずに酸素が足りない酸欠となり様々な症状が出てきます。
脳への酸素不足は立ちくらみやフラフラするなどの症状となります。
全身への酸素不足は疲れやすい、顔色が青白い、ツメが白くなる、抜け毛や枝毛などの症状となります。

また、心臓は全身に血液をより多く送って酸素不足を解消しようとします。そのために脈拍は増え、ドキドキとした動悸を感じることもあります。

貧血は、血液検査でわかります。血液の成分量を調べたり、赤血球が沈殿する時間を測定して診断します。

次回は貧血を改善するレシピを紹介します。

2017/04/20

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