お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

徘徊への岡山市の取り組み

認知症のおじいちゃんやおばあちゃんが家からいなくなった、短い外出予定なのになかなか帰ってこない・・・
有吉佐和子のベストセラー、「恍惚の人」でも徘徊するおじいちゃんを捜し回る場面が1970年代に既に描かれています。

岡山市では、発見を容易にするため、「行方不明高齢者さがしてメール事業」を平成28年4月から始めています。
身長など外見の特徴、服装を発見協力者にメールで配信して、早期発見につなげるという事業です。警察とも連携します。

認知症の方で行方不明となる心配がある方が登録できます。
事前の登録により情報収集の時間が大幅に短縮できるため、スムーズな初動捜索につながり、早期の安全な発見へとつながります。特徴だけでなく、写真も登録できます。
登録すると靴のかかとに貼る反射シールが郵送されます。このシールには登録番号が印字されています。

登録や配信に費用はかかりません。
登録の申し込みは、岡山市高齢者福祉課、地域包括支援センターが窓口です。本人でも家族でも申し込めます。

また、発見協力者も募集しています。QRコードから登録ができます。
登録手続きはメールアドレスや地域の登録など数項目を入力するだけで完了します。

住み慣れた街で安心して暮らすお手伝い・・・ぜひご協力をお願いします。

2017/01/19

ページトップ