お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

花粉症の治療薬 1

前回は花粉症になるしくみについて説明しました。今回は花粉症に使われるお薬についてお話します。 

最もよく使われているのが、抗アレルギー薬と呼ばれる薬です。
アレルギー症状を引き起こす物質の反応を抑えて、くしゃみ、鼻水といった症状を軽くします。効き目が早く、効果も高い薬ですが、人によっては眠くなることがあります。

さらに、飲み薬だけでは治まらない場合に、鼻の症状がひどければアレルギー反応を止める点鼻薬を使ったり、目の症状がひどければかゆみ止めの目薬を使ったりと、薬をいくつか組み合わせることもあります。

これらの薬は、花粉症そのものを治す薬ではなく、あくまでその時出ている症状を抑える薬です。薬が切れるとまた症状が出ます。
つまり、基本的には毎年花粉シーズンになると薬を使う必要があります。

では花粉症そのものを治せる薬はあるのでしょうか・・・次回に続きます。

2016/02/18

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