お薬屋さんのコラム

赤松薬局のお薬屋さんのコラム

何割の日本人が花粉症?

今回より連載で花粉症をテーマにお届けします。
さて突然ですが、日本人の何割位が花粉症だと思いますか?

様々な調査結果を平均すると、なんと大体4~5人に1人という割合になります。ちなみに、岡山県では約19%という調査結果もあります。

でも、花粉症になる人、ならない人がいるのはどうしてなのでしょうか。
その説明には、バケツにたまる水がよく例えられます。

花粉と接触しておきるアレルギー反応をポタポタ落ちる水に例えます。
ポタポタ落ちる水はバケツに溜まり、限界を超えるとあふれ出る、そう花粉症の始まりです。以降はあふれる一方となり、毎年ツライ症状がやって来ます。
このバケツの大きさは人により様々です。また、アレルギー反応の程度も人により様々で個人差があります。
なる人ならない人、症状が軽い人激しい人。2つの要因が個人差となって現れるのです。
去年まで大丈夫だったのに今年突然花粉症になった・・バケツの許容量を越えてしまった、と考えると納得がいくと思います。

また、花粉がなければ反応は起きないので、時期が過ぎればピタリと止まります。
スギは2月末~4月半、ヒノキは4月後半~5月連休がピークです。
また、春だけでなく夏や秋にも花粉症はあります。イネ科のカモガヤ、キク科のブタクサやヨモギなどが原因です。

次回は症状を抑える医療用の薬についてお話します。

2016/01/19

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