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冬が近づいてきましたね。寒い時に体をじんわり温めてくれる使い捨てカイロ。重宝しますね。
でも、使い捨てカイロはどんな原理で熱を発するのでしょうか?
使い捨てカイロは、金属の鉄が酸素によって変化する酸化反応を利用してます。
その反応の際に出てくる熱を利用してるのです。
へ?よくわかんない。
鉄を放置しておくと、サビが出てきますよね。
この変化は、鉄が空気中の酸素と反応して酸化し、鉄から水酸化第二鉄へと変化する化学反応なのです。
水酸化第二鉄は赤味を帯びているので、サビは赤く見えるのです。
この化学反応は、熱エネルギーを放出します。
使い捨てカイロには、鉄と反応を促進する物質が、熱放出が適温になる比率でブレンドされているのです。
ちなみに赤サビが出来る時も熱を放出してますが、とてもゆっくり反応が進むので触っても熱さを感じることがないのです。
使い捨てカイロの鉄分が反応するためには、酸素が必要です。
酸素が無ければ反応は進まず、止まってしまうのです。
ということは、一時停止が出来るということですね。節約につながります。
詳しく知りたい方は、インターネットで「使い捨てカイロ」「ジップロック」で検索してみて下さい。
また、ゴミに出す際も空気を遮断した状態で出すと発火を防げます。ちなみに岡山市では可燃ゴミとして出してよいみたいです。
体をじんわり温めてくれる使い捨てカイロ、上手に適切に使って寒い冬を乗り切りましょう。
2024/11/21