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目にはピントを調節する硝子体(ガラス体)があり、透明なタンパク質で出来ています。
また、硝子体には紫外線をカットするサングラスとしての役割もあります。
この硝子体のタンパク質が加齢や紫外線によって変化する、これが白内障です。
余談ですが、目玉焼の白味が透明から白くなるのもタンパク質が熱によって変化するからです。
熱と紫外線、原因の違いはありますが、タンパク質が変化することは同じです。
さて、虫や蚊が飛んでいるように見える黒い点、糸くずなどが実感できる白内障の初期症状です。
簡単なチェック方法を習ったのでご紹介します。
折ったティシュを顔に乗せて電灯を見ます。
目を右に動かすとゆっくりついてくる黒い点、ゴミや糸くずに似たものが見えたら・・・ビンゴです。
白内障の眼科治療は、進行を抑える目薬、更に進行したら濁った硝子体を
人工レンズに置き換える手術です。成功率は99%です。
さて、手術でレンズにおきかえたら目にはどんな影響があるのか・・・次回に続きます。
2015/04/16