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ポイントを大盤振る舞いしてまで政府はマイナンバーカード普及を推進しています。
政府はマイナンバーカードをどのように活用しようとしているのでしょうか。
今回から医療データのデジタル化についてお話します。
処方箋は、紙に印刷したものだけでしたが、今年の1月から日本全国で電子処方箋の運用が始まりました。
厚生労働省が運用する公的なサーバーの伝送システムを活用し、病院や医院からデジタルデータ化した処方箋を薬局に送るのです。
データ化された処方を送る前に、同じ薬が違う病院からも出ていないか、副作用が出やすくなる薬の組み合わせはないかなどのチェックがかかります。
先行して試験運用した地域では、約10万件の処方に対して、約3.6%の約4000件でお薬の重複がピックアップされたようです。結構ありますね。お薬代にすると、かなりの額が節約できたとのことです。
成程ね~。お薬がより安全に選べて、無駄が省けるってことね。でも、マイナンバーカードとの関係は?
病院や医院では、電子処方箋データをサーバーに送信する際に、個人を特定するためにマイナンバーカードが活用されるのです。受付の際に機械に通せば手続きは簡単に終わります。
また、薬局でも受付の際に提示すれば、個人が特定できるため薬局のシステムが電子処方箋データを受信できるのです。薬局でも受付の際に機械に通すだけです。
電子っていうから難しいと思ったけど、意外と簡単なのね。
でもマイナンバーカードを持ってないと電子処方箋は利用出来ないの?次回に続きます。
2023/03/17